恋その4

こんにちは、先週に続きコーラです。

 

前回は、「恋その3」話で私が学校をずる休みしたところまでお話しました。

さて、このままこの恋は興ざめしたまま終わってしまうのか?

それとも何かまたトラブルがあるのか、

今回は、バレンタインデーの翌日からの話です。

 

奇妙な鬼ごっこ

翌日、普通に学校の授業が終わり、速いペースで走れば

15時半発の最寄り駅電車に間に合って帰ることができると判断した私は

校舎玄関の下駄箱を素早く開け、閉じました。

この時、靴の上に何か乗っているぞと思ったものの

急いでいた私は気に留めませんでした。

 

最寄り駅までの帰路前方を見ると、彼女とその友達が私を見て何やら慌てた様子で、

後方を走っている私から離れようと全力で走って行きました。

 

私としては、15時半までに最寄り駅に着きたく急いでいたのですが、

何やら鬼ごっこをしている感じになり、

結局彼女達は電車の人込みの中に消えてしまいました。

 

更に翌日に気付いたこと

あれは何だったんだろうと思っていましたが、更に翌日になって謎が解けました。

その日学校に行き、下駄箱を見たら

まだ前日にそのままにしていた靴の上の箱のようなものは、

包みのようなものの中を見たらお菓子のようです。

 

これまで2日間のことを思い出し判明しました。

どうやら彼女は、バレンタインデーに私が学校に来なかったので、

その翌日、帰る時に私の下駄箱にお菓子を置いていったようです。

それで彼女は、そのお菓子について

私から何か聞かれることを恐れたらしく全力で逃げて行ったということです。

 

私は男性なのに彼女の方から逆告白されてしまいました。

しばらくはお互いに顔を合わせることもできませんでした。

 

1ヶ月後に

私は1ヶ月後に頂いたお菓子のお返しをしようと、

あと誰にも気付かれないように

当時の自宅から離れたところでお返しを購入しました。

 

1ヶ月後のホワイトデーの朝早くに私は登校し、

今度は私がお返しを朝一番で彼女の下駄箱に

彼女が一旦渡した包みに入れて、置きました。

 

その後も、同級生に気付かれないように教室には向かわずに

ホームルームの直前まで自習室で新聞を読んでいました。

 

朝礼の時間になり教室へ行くと、恥ずかしくてまた彼女の方を向けませんでした。

 

学年末

学年末を迎え、2年生に上がる際の新クラス編成が発表されました。

残念ながら彼女とは別のクラスとなりました。

 

1年間を振り返って見ると、勉強らしきことは殆どせず、

恋愛のみにかまけていたという感じです。

 

この学業の遅れが後々になって致命傷となり、

恋愛にも及んでこようとは当時は夢にも思っていませんでした。

 

続きの高校2年生になってからは、

次回の「恋その5」でお話しさせて頂きたいと思います。

では、次回をお楽しみに。

 

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