恋その6

今年最後の記事更新となります。

毎度ご清聴ありがとうございます、コーラです。

 

前回、「恋」の一連の記事で私の対応のまずさから

恋愛に赤信号が灯されたところまでお話ししました。

 

今回は、赤信号の続きです。

また、前置きして申し訳ありませんが

どうしても恋の話でなく受験の話に今回はなってしまいます。

髪型が・・・

廊下に通じる階段で私の目にいきなり飛び込んできたものは、

遅刻を殆どしたことのない彼女の後姿でした。

彼女は長かった髪をばっさり切った上に、私に気付いたのか

避けるような足取りで彼女の3年生の教室へ向かって行ったのです。

 

さすがに私は自責の念にとらわれました。

自分で招いてしまったことだと思い、

ぐっとこらえて勉強に没頭していました。

 

感情を殺した勉強の日々

3年生1学期2学期となり、休み時間の時に廊下などで何回か

彼女と会うことがあったのですが、

その度に将来の進路がかかっていて

もう後には引けないぞと恋愛感情を「殺して」いました。

今思い返すと痛々しいの一言です。

 

受験の登竜門を終えて

そして3学期になりセンター試験の受験がありました。

この時には、進学して学びたいこと研究したいことをするんだと

意欲満々でした。

 

受験を終え、自宅のラジオで流れてくる正答速報で私は呆気に取られていました。

受験勉強開始が遅く、時間がとれなかったせいか複数の教科の点数がとても悪い。

各大学のセンター試験ボーダーラインもその直後になり発表があり、

第一志望の大学学科は諦めざるを得ませんでした。

 

仕方ないので身内に相談したら、身内は地元の2校を勧め

本来学びたいこととは関係ない学科を受験することになりました。

 

もうそうなったら負け戦の始まりです。

勉学に対する意欲が急にしぼんでしまいました。

 

同時に思ったのは

同時にこの一年間受験一辺倒であったことを痛烈に後悔し、

彼女のことを思い出しこれについても後悔し、

勉強が手につかなくなってしまいました。

 

この頃、生活リズムが乱れ始めてしまい、

学校にも午後から出席したり欠席したりもして

何もかも宙ぶらりん・中途半端になってしまい、

折角一年間地道にしてきた勉強も全て無駄になってしまいました。

 

卒業式

しかしもう後には戻れません。

入学個別試験前期日程を不合格となり、卒業式を迎えました。

彼女の方を向くことができなかったので、当然何事もなく終わりました。

 

後期日程には面接があったのですが、

教授達は私にやる気がないことを見破ったようで

試験室を退出した私は廊下で教授達の「あーあ」という声を耳にしました。

 

案の定、両日程共結果は不合格でした。

 

こうして、全てが中途半端なまま高校生活は幕を閉じました。

 

これだけではなかった

さて、肝心の彼女はどうなったでしょうか。

これには、私は何ももう起きることは無いと思っていました。

 

しかし、卒業から15年以上経ってから謎めいた動きがありました。

これは年を越して「恋」シリーズ最終話となる次回の「その7」でお話ししたいと思います。

 

それでは、皆様今年のご愛顧どうもありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

 

よいお年を。

 

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