こんにちは!
チャオの三上です。
気が付けば6月と、今年度に入りチャオは賑やかさが月を追うごとに増していっているように感じます。
「就労移行支援」という言葉ではどうしても、支援者と利用される方の点と点のように見えてしまいますが、そんなことはありません。
利用されている方同士の助け合いの方がはるかに比重が大きいです。
私たちはほんの少し、方向性や考え方を示すことで、あとは自らの意思で歩んでいきます。
色々な繋がりで世界が広がるということなんです。
さて、そんな6月に入った本日のチャオです。
振り返りの方法
先日、株式会社スタートライン様のサテライトオフィス企業説明会に参加していまいりました。
様々な取り組みについてお聞かせいただけ、最後に各企業様の探している人物像というものも具体的に教えていただけました。
どの企業様も「自分を理解でき、他人を思いやれ、既に働いている人と協調できる(そう)な人を求めている」そうです。
その上で、パソコンのスキルを持っていることが望ましいが、スキルについては入社後に教えることや、他の業務を切り出すことも可能なので、まず対人関係が大事だという話もありました。
就職というとどうしても、スキルが求められると思ってしまいますが実際はそうでもなく、それよりも上であげた3つを求められるケースが多いです。
「自分を理解する」って何でしょう。
この中には色々なものが含まれていますよね。
例えば障害について、例えば体調管理について、例えば自分の強みについてなどなど。
それを言葉にできて他人に伝えられることで、自分を理解していると感じてもらえます。
これがいきなりできる人はそうはいません。
自分を理解するためには、振り返りをしっかりと行えないと正しい理解へと繋がらないからです。
振り返った結果、課題や強み、障害理解へと繋がり、それが自己理解となるからですね。
チャオでも振り返りの時間は今までも作っておりましたが、今月より自己理解をもっと深めてもらいたいと考え、新たに振り返りシートを作成しました。
講座が終わったあとも皆さん悪戦苦闘しながら自分の目標はどうなのか、課題は何なのか考えていらっしゃいました。
考えることはとても大切ですね。
軽作業
ありがたいことに、昨年度より私たちの運営母体であるマンマチャオより継続し受注している箱作り。
受注をしている以上、工賃が発生する「仕事」です。
「仕事」とはなんでしょうか?
何となくやるではなく、責任をもって行うが仕事だと思います。
開始当初の作り方、詰め方を切磋琢磨していた時期が過ぎ、手際を意識し、周りの状況を見つつ作業を進められる方もいらっしゃいます。
ですが、仕事で行う以上は参加された方全員、そういったことができるようになって欲しいと考えています。
私たちも参加される方も、今一度気を引き締める意味も含め、6月からは仕事らしく終了報告をしていただく形へと変えてみました。
ちょっとした意識の向け方ですが、「今日はいっぱいできた」ではなく「今日は〇〇個できた」の方が実感が湧きますし、課題も見えてきますね。
また、自分だけでなく周りも意識しながら行うことで、無駄を減らし、コミュニケーションの取り方も身についていきますね。
分担を勝手にするのではなく、声を掛け合って最大限の成果を目指す。
これがまさに仕事であり業務ですね。
冒頭でも書きましたが、ありがたいことに5月のチャオは見学・体験の方が何名も来てくださり、通所が決まった方もいらっしゃいます。
皆さんそれぞれの思いや希望と向き合い、時には一緒に笑い、時には一緒に悩む、そんな就労移行支援事業所です。
6月もスタートしたばかり、始めのきっかけをチャオにて作ってみませんか?
就労移行支援事業所 ciao センター南
横浜市都筑区茅ケ崎中央17-26
ビクトリアセンター南304
TEL:045-900-1477