面接のポイント、こころの相談室@ギャンブル依存症 三上

こんにちは!

チャオの三上です。

昨日は晴れましたが、今日からまた雨模様が続くようですね。

寒さは一定にはなりますが、やはり雨は苦手な方が多くいらっしゃるので、スッキリした晴れの日を待ち望みます。

チャオはビルの3Fにあり、ちょうど昼の日差しが差し込むため天気が良いとポカポカと暖かいです。

窓際の私はウトウトしないように真剣に考えごとをして誤魔化しています。

さて、本日のチャオは

AM プレワーク

本日は就労に向けた取り組みとして面接のポイントについてご紹介させていただきました。

面接する時に面接官はどこを見ているのでしょう。

第一印象もそうですが、履歴書の書き方はどうでしょう。

服装も、話し方も、自分のことを知っているかも聞かれます。

事前に準備をし気を付けるポイントを押さえ、練習で身に着けていただければと思います。

 

PM こころの相談室

先週より開始いたしましたこころの相談室。

本日もお客様が1名いらっしゃり、和やかにトークセッションのような形でスタートいたしました。

人それぞれ悩みは異なり、同じ内容に見えても細部では全く別方向であったり。

そんな異なる悩みに対し、ほんの少しのアドバイスで変わることもあることを知ってもらえるとちょっぴりでも安心に繋がりますよね。

少しでもお役に立てばと考えております!

前回、今回とグループの中で行いましたが、個別での相談も行っておりますのでお気軽にご参加ください。

 

その他

本日、通い始めた方が実施しているプログラム「プラモデル作成」が完成いたしました♪

簡単に見えても、説明書をじっくり見ながら丁寧に行うのは非常に難しいです。

特にやったことのない作業でしたが、集中しながらじっくりと作っていらっしゃいました。

作り終わった達成感も感じていただけたように思います!

 

 

本日のお題:ギャンブル依存症

ここ最近、私たちの事業所がある横浜や大阪などでカジノ誘致をするとかしないとか、色々な話が出ておりますね。

ざっくりと懸念されている点を見てみると、

1、治安の悪化

カジノ(IR事業)は莫大な利益を産みますが、マネーロンダリングなどの犯罪の温床にもなってしまう問題も指摘されています。

また、日本人だけではなく海外からも多種多様な人が訪れることから、マナーなどにも大きな懸念がありますね。

 

統合型リゾート(IR)開設の経済波及効果(2017年版)

利益だけに目を向けると大和総研さんが詳細を予測されている通り、建設だけで経済波及効果は5兆円を超えると予想されています。

更に運営では2兆円弱と試算されていますが、当然それだけの莫大な額が動くとなると犯罪も近づいてきてしまうのも現状です。

 

2、ギャンブル依存症の増加

ギャンブル依存症推計320万人 賭け金は月平均約5.8万円

10月19日のニュースにて出ておりましたが、現在の試算データを基にすると320万人もの方がギャンブル依存症である(あった)とされています。

男性に比率が高く、主なギャンブル投資先はパチンコやパチスロとなり、賭け金は月6万弱ということのようです。

賭け金が多いか少ないかは個人の感覚となりますが、やはり趣味と言うには少し使いすぎなのかなとも感じますね。

 

今回テーマとしてはギャンブル依存症をあげさせていただいたのは、精神疾患への密接な繋がりが指摘されているからです。

“ギャンブル依存症” 明らかになる病の実態

NHKさんのクローズアップ現代での特集記事となります。

記事の中にも書いてありますが、

8割方はごく平凡なサラリーマン、公務員、主婦、大学生、あるいは年金生活者です。
ギャンブルの問題が始まるまではごくごく普通に生活を営んでいた人が8割方で、2割方には、少しうつのような方もいらっしゃいます。
ですが、ほとんどの方は、このギャンブルの問題が始まるまでは、ごく平凡な主婦であったり、サラリーマンであった。

誰しもが陥る可能性があり、また一度発症してしまうと生涯をかけて戦わなければならないと指摘されています。

 

では、そもそもどういうメカニズムになっているのかというと。

誰しも褒められたり、目的を叶えたり、恋愛したり、楽しいことをしていると幸せな気分になり、高揚すると思います。

それは脳内麻薬と呼ばれるドーパミンが作用し、快楽の刺激を与えているからです。

ドーパミン自体は決して悪い物質や働きではなく、運動能力が上がったり、ワーキングメモリーや決断力も向上します。

プロのスポーツ選手や一流の営業職は、必要な時にうまくドーパミンを引き出せるように日々訓練(考え方など)をされているそうです。

 

では、ギャンブル依存症がドーパミンとどうかかわってくるかというと、ギャンブルではいわゆる「当たり」が出た時などに過剰にドーパミンが放出されるそうです。

そしてノルアドレナリンという、判断力や注意力などに関する物質の分泌が減少してしまい、結果としては正常な判断が出来ず判断力も欠如してしまう状態となってしまいます。

そうなると、脳は快楽を求めてしまい当たりが出るまで続けてしまう。

当たっても次の快楽を求めて続けてしまうという悪循環のループに陥ってしまうそうです。

そして本人は判断力が欠如しているため、指摘をされたとしても現状を正しく理解できず、ノルアドレナリンの効果でもあるストレス耐性についても働かず、怒りっぽくなってしまうことが指摘されています。

家族としても悪循環のループの中で出来ることが少なく、結果として破産をしてしまうケースも年々増加しています。

 

脳のメカニズムとして、依存症がせっかく治ったと思って「もう大丈夫だから久しぶりに1回」とやってしまうと、一気に前の状態に戻ってしまうケースが多く、一生戦い続けなければならないと言われる所以となっています。

一度機能が落ちてしまったものは元には戻らないためですね。

療法としては、専門外来や当事者ネットワークの会などを通じ、徐々に通常の生活に戻っていくことが勧められています。

チャオでも依存症に悩まれる方についても、可能な限り就労のお手伝いをさせていただいております。

自分について話をすることで、同じく快楽物質が出ることが研究結果としてあるそうです。

自分のことを話すと脳が喜ぶ

自己開示についてのプログラムも取り入れておりますので、ぜひお越しください。

来週はイベントウィークとなっておりますので、楽しく皆様と一緒の時間が過ごせればと思います♪