意識をしていくということ 三上

こんにちは!チャオの三上です。

最近は外に出て、企業や行政の方、障害関係の事業所の方などと話に行く機会が増えており、すっかりとブログの更新から遠ざかっておりました。

実は私のブログ更新は3月7日以来でした、書き始めてから知る事実。

 

チャオはもうすぐ5月に1周年がやってまいります。

昨年の7月より始めた当ブログも、投稿数は約240件。

最近は通所されている方も書いていただけるようになり、チャオカラーも分かりやすくなってきたように思います。

こう振り返ると、色々変わってきているように思えますが、実際毎日毎日の積み重ねの結果であり、日々の中では実感ができないことでもあります。

 

意識をしていくということ

チャオで皆さんによくお伝えしている言葉は「ひとつひとつ、目の前のことを確実に」です。

就労移行という場所、環境である以上、どうしても「就職する!」という大きな目標を皆さんお持ちです。

はっきりと言うと、考え方によっては就職するということは難しいことではありません。

嫌な言い方をすれば、誰でもいいから人手不足ですぐに欲しいという企業であれば容易に入職が可能だからです。

先ほども申し上げた通り、決して就職することは遠いことではありません。

ですが、そこに就職をして仕事を続けられるかどうかは別の視点が必要です。

 

 

障害者雇用の現状

企業の障害者法定雇用率、2.3パーセントに引き上げへー発達障害・精神障害者の雇用機会は広がるか

記事内にもありますが、企業の法定雇用率は2020年度末には2.3%になります。

つまり、雇用者数割合で換算すると、「50人に1人の割合から、45.5人に1人の割合」へと雇用義務割合が変更となっています。

そうなると当然求人がかかり、就職する場所も増え、より就職しやすくなってきます。

なので、ある意味就職のしやすい状況にあり、人によっては「合わないかもしれないけれど将来の為に就職をする」という選択肢を取る方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、合わない場所で働くメリットはなんでしょうか?

もちろん、合わないと思ったけれどやってみたら大丈夫であったという場合もあります。

ですが、場合によっては仕事や人間関係で悩んでしまい、体調を崩し長期休暇を余儀なくされる可能性もあります。

一時的に賃金を得られて、体調を崩して休んでしまうことを考えると、それは適切でしょうか。

就労移行の事業所に求められるのは、企業と利用者さんの適正なマッチングです。

マッチングというと、給与や業種、待遇などに目を向けてしまいがちですが、単純にニーズだけを見るのではなく、考えなければいけない点は他にもあります。

むしろ、表面上だけで見える部分よりも大切なことの方が多いです。

 

表面からは見えない求人

こう書いてしまうと、何か裏でもあるのかと思われてしまうかもしれませんがそういったことではなく、例えば

企業側の受け入れ体制や業務内容のマニュアル等の整備、求める人物像等。

そして、就労する本人の意欲、業務への適正、自己理解度の深さ、等が見えないポイントとなります。

企業側については、面接だけではなかなか見いだせないこともあるので、事前に私たちが伺って状況を確認した上でご提案することもあります。

本人の適正というのは、客観的な評価ができるので分かりやすく、伝えやすいです。

意欲は内面的なものですが、これも自身の言葉で伝えることは難しくないかと思います。

ですが自己理解というのは、判断する基準が定まっていないと、自分をどれくらいしっかりと理解しているかが分かりません。

現状の自分を客観的に見る必要があり、時に判断基準を作るために外の世界からの情報も得ていかなければなりません。

単純にまとめると、自分という人間を意識をして生きていくことが必要です。

大切なのは本人の意識なのです。

 

意識の重要性

意識が大切とは言え、生きていればしっかりと意識をしていると思うかもしれません。

呼吸をし、思考し、協調しているわけですから、当然意識はしながら生きているわけですから。

ですが、その意識、自分だけで作ってはいませんか?

意識上にある自分が、正しい自分像であるかは別問題ですよね。

また、意識がどういう方向に向いているのかも大切です。

自分に向けているつもりでも、一部の自分に向けており、他には目もくれていないことだってあります。

ではどういった意識が必要なのか。

 

求められる意識

もちろん、すべての方に当てはまらないかもしれませんが、求められる意識の取り方は概ねこのような形になるかと思います。

意識をしっかりと自分に向ける。

正しい自分像を理解する。

これを理解することで、適切なタイミングで対応が可能となり、延いては自己の安定に繋がっていきます。

ですが、意識が自分に向いておらず、ただ働くことだけを考えているとどうでしょうか。

気が付いたら自分自身の体調悪化に気が付かず、手遅れになってしまうことも考えられてしまいます。

大それた言い方ですと「意識改革」なんて表現することもありますが、そこまで一気に大きく変えることは難しいです。

ひとつひとつ課題を乗り越えていき、最後に振り返ったら「これって意識改革だな」と思うことはあるとは思いますが、いきなり変容させることは揺り返しもまた強く発生します。

まずは「自分の今を受け入れ、そこから自分の課題を見つけクリア」を積み重ねていき自己理解を深めていくことが肝心です。

そして、それが自分の適切な自分への評価と繋がりますね。

意識を自分に向けるとは言いますが、言うまでもないとは思いますが自分以外は関係ないという意味ではないのでご注意ください。

 

さて、適切な評価があるとどうなるのか。

単純に何か起きた際も対応を適切に行うことが可能となり、長く続けるためにはどうしたらいいかと考える余裕も生まれてくるかと思います。

適切な対応というのは過去の積み重ね、経験値的なものが大きく生きてきた結晶のようなものですね。

「昨日の自分とさようなら」なんて言いますが、その過去もまた自分です。

捨て去る必要はありません。

そこを乗り越えて今に至っているという過程を大切にとらえてください。

 

チャオでの訓練

さて、そんな意識ですが、自分だけで身につけようと思うと大変です。

評価をする軸が定まっていない状態で自己評価を積み重ねると、単に自分の思いだけで固まってしまうからですね。

チャオでは、客観的に見た状態や物事の考え方についてお話をする機会を取っており、些細なことかもしれませんが、そういった積み重ねで自身の気づきに繋げていただいています。

難しく聞こえてしまうかもしれませんが、繰り返し伝えることで自分の状態が具体的になっていき、当然自己理解が深まると自分の安定したペースの把握もできるようになります。

その一つ、分かりやすい形が冒頭にも申し上げた「ひとつひとつ、目の前のことを確実に」です。

確実に行うためには当然、今の自分自身がどういう状況であるかを理解する必要があります。

体調はどうなのか、目標は適切か、ペースに無理はないかなどなど、その課題に対して考えることは様々あります。

始めは苦しい部分も多いかと思います。

どうしても、自分はこれが出来ると思っている部分が、場合によっては適切ではないと知る場面もあるからです。

しかし、そこを乗り越え、客観的な判断が取れることで長期の継続した就労が可能となります。

また、自分自身の将来設計においても役に立つスキルとなるので、ぜひ身につけていただければと考えています。

 

最後に

そうは言っても、やはり乗り越えるにはストレスがかかることが多いかと思います。

何かをこなす場合には、それだけを見つめ続けるよりも、息抜きの方法も併せて考えていくのがよいかもしれません。

私も外を回っていると、ふと疲れを感じることがあります。

そういった時に体が自然と、草花がきれいな場所を探しています。

ストレスと緩和するため、自分に何が必要なのかが何となく分かっているからだと思います。

病は気からとも申します。

無理をする前に自分のペースを見つけるために、自分の適性を知るために、自分を知るためにチャオにいらしてはいかがでしょうか?

 

就労移行支援事業所 ciao センター南

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