「実際の職場」と「福祉事業所」の違いは何でしょう? 桜井

こんにちは!

就労移行支援事業所ciaoセンター南の桜井です。

昨日から今日にかけて、強力な台風が関東地方に接近しましたね。

幸い進路が東側にそれたおかげで、横浜市は大きな影響を受けずに済んだようです。

交通機関に影響などもあったようですが、皆さんは大丈夫でしたか?

ここのところ、自然災害に関するニュースが多いように感じます。

多くの地域で被害が出ていることを知ると、

日々を何事もなく平凡に過ごせることのありがたさを強く感じますね。

毎日を無事で生活できることに感謝しつつ、1日1日を大切に過ごしていきたいですね。

本日のciao

本日は、各人の課題に取り組む個別訓練やプレワーク、軽作業訓練が行われました。

皆さん、集中して自分の課題に取り組んでいらっしゃる姿が見られましたよ。

休み時間には談笑したり、ゲームで盛り上がったり、メリハリのある1日となりました。

 

プレワーク「職場の実際」

本日のプレワークでは、就労に向けて実習を行なっている方の意見を参考に、

実際の職場と当事業所のような福祉事業所の違いについて皆さんと考えてみました。

私たちの事業所は「就労移行支援」という障害福祉サービスを行なっています。

が、いくら就労を目指す場所とは言うものの、福祉のサービスですので、

実際の職場とは大きな違いがあります。

その違いを皆さんに挙げて頂いたところ以下のようになりました。

【実際の職場】

・指示が早い、多い

・質問できるときが限られている

・自分の責任で動くことが多い

・残業がある

・成果を求められる

・仕事の内容が突然変わることがある

【福祉事業所(就労移行)】

・指示が丁寧

・質問がしやすい

・対応が手厚い

・仕事を強いられることはない

・責任が軽い

・成果を求められない

・予定された作業をこなせばいい

実際に書き出して確認してみると、かなり違うことがわかりますね。

まとめて言葉にしてみると、

「会社では自分が会社に合わせなくてはならないが、 福祉事業所では自分に合わせてもらえる。」

「会社では仕事に対する責任や成果が求められるが、福祉事業所では求められない。」

といったことになるようですね。

実際に、就労移行支援事業所を卒業し、企業に就職した方の中には、

こういった差異に困惑してしまい、環境について行けずに退職に至ってしまう方もいるようです。

就労し、長く安定した社会生活を送るためにも、

実際の職場で働くことを意識して日々の訓練に取り組んでいきたいですね。

考えることは良いこと?

これまで、障害をお持ちの方の中には、あれこれと考え込み、

結果的にうしろ向きな考えに至ってしまい、不調となるきっかけを自分で作ってしまう方がいます。

そういう方々を見ていると「考えることはいいことなんだろうか?」という疑問がわいてきます。

ある方によると「直感が一番正しい」という方もいれば、

「無意識で判断した場合の多くが、適切な結果に繋がる」という方もいらっしゃいます。

私の経験上、あれこれ考え込むことは良い方向に向かいません。

人間関係で悩む場合には、大抵の場合「自分が正しい、相手が間違っている。」となります。

自分自身のことについて思い悩むときには、自分を追い込む結果となります。

これらのことからも、あまり考え込むのはよくないように思えます。

もちろん、将棋や囲碁の棋士のように論理的に考え、次の1手を紡ぎだすような場合は違いますよ。

もし思い悩むことがあった場合には、人に相談する、気分転換をするなどして、

一旦、その考えから離れてみてくださいね。

そうすると、悩みが実はたいしたことではなかったことに気づいたり、

良い考えが浮かぶきっかけになったりするかもしれませんよ。

おまけ

最近、「嫌われる勇気」を読み始めたそうです。

内容がかなり興味深いようで、昼休みの度に真剣な表情で読んでいらっしゃいます。


就労移行支援事業所ciaoセンター南

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