こんにちは!
就労移行支援事業所ciaoセンター南の桜井です。
本日は予報通り、暑い一日になりましたね。
今年の暑さを教訓に、ある地域のエアコンが完備されていない小中学校では、
気温が35℃を超えたら臨時休校になるというニュースがありました。
確かにそうですよね。そんなに暑かったら勉強どころではありませんよね。
こういった制度は、ヨーロッパではすでにあったようで、
約20年前にはすでに気温が28度を超えたら学校が休みになる所もあるという話を聞いたことがあります。
日本人は、これまで精神論で乗り切ってきた部分もあった様に思えますが、
今年の暑さは、それが通用しないほどの暑さだったのでしょうね。
今日、明日を含め、まだ暑い日が続きます。
今、自分にできることを、無理のないペースで一つ一つ積み上げていきましょう!
本日のciao
本日はチャオでは初めての取り組みを行いました。
それは、事業所内での模擬面接会です。
一人ひとり相談してで面接をするのではなく、訓練スペースにおいて公開面接を行い、
お互いに気づいた点に関して意見を出し合うという形式で行いました。
「面接」というと、皆さんが意識することといえば、
姿勢や言葉遣い、志望動機の内容などなど細かい点に関して様々なことを意識されているようですが、
一番面接において大切なことは「面接官とコミュニケーションをとること」だと思います。
一般的に良いとされる姿勢で面接に臨み、会社のことを調べ尽くしてあっても、
面接の場で、自分の思い込みだけで受け答えをしたり、
相手の話を理解して返答することが出来なければ、面接自体が成り立ちませんよね。
面接をする際に、話をする相手は「人」です。
細かい面接の技術の前に、相手を一人の人間と考えて、
しっかりと意志の疎通を図ろうとする姿勢が先ずは大切ですよね。
さて、面接時の注意点をお話した後に、実際に面接です。
今回は私、桜井が面接官役を務めさせていただきました。
質問した内容は障害者雇用の面接でよく質問されるものばかりです。
・仕事を希望した理由について
・本人の現状について
・今の健康状態について
・本人の抱える障害について
・本人が必要とする配慮について
こういったことを質問させて頂きました。
この中で障がいを持った方が特に気にして頂きたいのが、
「自分の障害について」と「必要な配慮について」です。
障害者雇用率を満たしていない企業の多くは、これまで障害者を雇用したことのない企業です。
「障がいを持った従業員に対してどの様な対応をしたら良いのか」
「どの様な仕事をしてもらったらよいのか」
そういった不安を企業側は抱えているそうです。
つまり、企業が安心して障害者を雇用する際には、
その人がどの様な障害を持ち、どのような配慮をすれば、
職場で問題なく働いてもらえるかということが1つの大きな関心ごとなのです。
本日、面接に参加してくださった方の中にも、
自分の障害や必要な配慮について十分な説明をすることが出来ない方もいらっしゃいました。
自分の障害について理解が浅く、周囲に説明できない場合、
職場でともに働く方々だけでなく、自分自身も不利益を被ることになります。
自分の躓きを単なる「自分の性格」としてとらえられるか、「障害特性」としてとらえられるかは、
職場に入ってから、会社側からの対応に大きな違いが出てくるでしょう。
そうしたら、自分を適切に理解してもらえず、段々と居場所を失ってしまう結果になりかねません。
自分が就職し、安定した社会生活を送るためにも、
自分の周りの人たちと適切な関係を築いていくためにも、
自分の障害を適切に認識し、必要な配慮を知っていきましょう。
それが就労に向けた大きな一歩になるはずですよ。
就労移行支援事業所ciaoセンター南
横浜市都筑区茅ヶ崎中央17-26
ビクトリアセンター南304
TEL:045-900-1477