障害者として企業で働くためには 桜井

こんにちは!

就労移行支援事業所ciaoセンター南の桜井です。

ここのところ、1日の中での寒暖の差が大きくなってきましたね。

事業所に来るまでは肌寒さを感じていても

日中は日差しが強く、事業所内は暑いと感じるくらいの気温になっていました。

季節が変わる時期ですので体調にはくれぐれも注意していきたいですね。

本日のciao

ciaoでは本日も就労に向けた訓練が行われました。

皆さん、訓練を通して何か気づきを得たり、自分の成長を感じられたりする1日になったようです。

ciaoの個別訓練

ciaoでは、1日に1時間程度、自由参加の講座があるものの、

決まったプログラムは存在しません。

日々の訓練は、毎日皆さんと相談・確認をしながら決めているのです。

何故かというと、訓練に参加する方々の主体性を重んじているからです。

就労移行支援事業所に来られる方の中には、

「事業所に行けば、自分のことを就職させてくれるんだろう」とか

「自分に合った就職先を見つけてくれるんだろう」という方がいます。

これは非常に甘い考えですね。

こういった方は、もし就職したとしても長くは続かないでしょう。

企業に就職するためには、「企業に雇われる存在」にならなくてはならないのです。

就職できない方の多くはそういった存在になることができていないだけなのです。

自分が企業に雇われる存在となるためにはどうしたらいいか。

答えは非常に簡単です。

今の自分を変え、自分自身を成長させればいいのです。

自分を成長させようともせずに、「いい就職先がない」と嘆いているのは、

的を得ない考え方だと私は思います。

自分を成長させることができるのは、他でもない自分自身しかいません。

そのためには、主体的に物事に取り組むことが必要だと考えています。

人が2年という短期間で成長できるか否かは、

その人が自分自身に対して責任を持ち、

主体的に物事に取り組めるかどうかにかかってくると思います。

就職は他の誰の課題でもありません。

就職は自分の課題です。

就職がなかなか出来ずに悩んでいる方、一度ciaoに来て自分を見つめなおしてみませんか?

就職に向けて一歩踏み出すきっかけになるかもしれませんよ。

プレワーク「障害者雇用」

本日のプレワークでは障害者雇用枠で働くために

どんな心構えが必要かをお話させて頂きました。

そもそもどうして障害者雇用枠というものがあるのでしょうか?

これにはいろいろな考えがあると思いますが、

「障害者雇用促進法」というものがあり、それにのっとって行っているわけですよね。

そのために、企業は障害者を雇用することが義務付けられ、

雇用率を満たさないとお金を払わなくてはいけなくなり、

雇用率を満たしていない企業として社名が公表されてしまうのです。

利益を求める企業にとっては嬉しいことではありませんよね。

こういった事態を避けるために企業は障害者を雇用しようとするわけです。

企業が障害者を一人雇っていると算定されるためには、

雇った障害者が週に30時間以上勤務しなくてはいけません。

(20時間以上30時間未満だと0.5人と算定されます。)

つまり、企業に雇われるためには週に30時間以上は働けることが望ましいのです。

前半のところで「企業に雇われる存在」という話を書きましたが、

働ける時間が20時間にも満たず、配慮ばかりが必要な状態では、企業は雇いたいとは思いませんよね。

企業で働くためには、自分が仕事をしたいという気持ちだけではどうにもなりません。

企業がどんなことを考えていて、自分に何が求められているかを適切に知る必要があります。

ciaoで就労に向けた姿勢をしっかりと身に付けて、就労を目指しましょう!


就労移行支援事業所ciaoセンター南

横浜市都筑区茅ヶ崎中央17-26

ビクトリアセンター南304

TEL:045-900-1477