対人スキル「助けをお願いしたい時には?」 桜井

こんにちは!

就労移行支援事業所ciaoセンター南の桜井です。

昨日、今日と一気に冬のらしくなってしまいましたね。

今日は冷たい雨も降る予報です。

雨に濡れると体温を奪われますので、防寒対策や家に帰ってからの対処はしっかりしましょう。

内側から体を温めることも大切ですので、暖房を使用するだけでなく、

できるだけ温かいものを食べるということも意識してみてくださいね。

また、「寒暖差疲労」という言葉もあるそうで、

急激に気温が変化することで、体に様々な影響が出るそうです。

季節の変わり目で、非常に体調を崩しやすい季節ですので、

十分に注意して日々をお過ごしくださいね。

本日のciao

今日は就職面接があったり、職業能力評価の為の面接があったり、実習があったりと、

就労に向けた動きが活発に行われた1日となりました。

いつもカジュアルな服装で通所している方が、正装で通所すると、

何だか雰囲気が引き締まりますね。

その影響もあったのか、本日も皆さん集中して訓練に取り組むことができていました。

対人スキル「助けてほしい時に頼むには?」

これまで就労移行支援事業所で精神障害を抱えた方と向き合ってきましたが、

多くの人に共通することの1つが「上手く助けを求められないこと」だと思います。

上手く他者に手助けや協力を依頼できず、自分を追い詰めてしまい、病気を発症してしまう、

そんなケースも少なくはないように思えます。

助けを求められない理由というはいろいろとあるのだと思いますが、

その人のこれまで生きてきた環境や経験などが大きく関係していると私は考えています。

ただ、それを理由に「私は他人に助けを求められません」というのはちょっと違いますよね。

私たちは、自分の力だけで生きて行くのは限界があります。

人の助けを借りなくては、自分を追い込む結果になってしまうでしょう。

では、人の助けを借りられるようにする為にはどうしたらいいのか。

それはやはり、練習しかないと思います。

ということで、今回、皆さんにはロールプレイをして頂きました。

状況は以下です。

「Aさんは事業所のプログラムで書記係に推薦されました。

でも、字を書くことが苦手なので不安です。でもBさんと一緒なら出来そうな気がします。

AさんはBさんにそのことをお願いしようと思っています。」

これに関して講座の中で、皆さんに考えて頂き、ロールプレイをしました。

AさんとBさん役に一人ずつなってもらい、

BさんはAさんの頼み方が次第で返事をしてもらうという形式をとりました。

今回のロールプレイではこんなやり取りになりました。

Aさん「今度、事業所のプログラムで書記係になってしまいました。

Bさん、助けてもらえないでしょうか?

Bさんが一緒だと心強いのですが。」

Bさん「ちょっと考えさせてください。」

こんな風にAさんは断られてしまいました。

Bさん役の方に理由を聞いてみると、

「もう書記係になってしまってから言われても...。

自分でやるって決めたんなら自分で責任を果たして欲しい。」ということでした。

確かにそうですね。

決まったしまったことに対して、協力を依頼されてもちょっと困ってしまいますよね。

他にも、皆さんから以下のような修正点があがりました。

・「助けてほしい」という言い方は、相手にとって重く聞こえる。

・Aさんが書記係に挑戦したいという気持ちが伝えられていない。

今回参加した皆さんは、人に何かを頼むときの言葉の大切さを感じて頂けたようです。

事業所内での訓練において、練習を重ね、上手く人を頼れるようになっていただけたら嬉しですね。

本日、面接会

本日はある企業の方が当事業所のお越しくださり、3名の方が面接を受けました。

面接を受けた方はもちろん、事業所内で訓練を行っていた方にとっても、

就労に向けた良い刺激になっていたようです。

こういった機会を活かして、お互いに就労に向けて励まし合って、

目標に向かって進んでいってほしいですね。


就労移行支援事業所ciaoセンター南

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