一般社会へ踏み出すにあたって心掛けたいこととは? 桜井

こんにちは!

就労移行支援事業所ciaoセンター南の桜井です。

昨日とは打って変わって、本日は青空が広がりましたね。

午前中に強く吹いていた風も落ち着いて、午後には温かさも感じました。

寒さは昨日で最後のようです。

来週からは春らしく温かな日が続くようですので、

目標に向かって本格的に活動していきたいですね。

本日のciao

季節の変わり目で、寒暖の差が激しくなってはいますが、

当事業所では、風邪を引いたなど、体調不良を理由に欠席をされる方がいません。

事業所内で高まっている就労への意識が、適度な緊張を生み、

健康管理に対する意識も高めているのかもしれませんね。

プレワーク「一般社会でのルールやマナー」

就労した多くの方がぶつかる壁があります。

それは「一般社会」と「障害福祉サービスに守られた世界」とのギャップです。

当事者の方々にはあまり実感がないこのギャップなのですが、

一般社会の物差しで雇用されながら、障害福祉のサービスを行っている私たちからすると、

このギャップはかなり大きいと感じています。

講座の中で、参加した皆さんにもこのギャップを理解して頂こうと、

一般社会と福祉の世界で異なる点を挙げてもらいました。

一つの例として挙がったのが、「福祉パス」に関してです。

横浜市の制度の1つで、市営地下鉄やバスを定額で乗り放題になるという制度です。

障害を持った方を対象にしているので、大きな負担にはならない程度の金額になっています。

ですが、障害を持っていない人は、自分で全ての料金を支払わなくてはいけません。

これはかなり大きな金額になりますよね。

私自身も、もしパスがあったら電車に乗っていると思われる場面が何度もあります。

このことはほんの一例に過ぎません。

他にも様々な支援を受けているんですよね。

しかし、長い間、障害者福祉の支援を受ける生活を続けていると、

これが当たり前になってしまうんですよね。

「障害を持っているのだから、与えられて当然」という考えに陥ってしまいます。

一方、一般社会はどうでしょう?

何か自分が欲しいのも手に入れたり、誰かに協力を得たりする場合は、

それらを自分自身で獲得しなくてはなりません。

自分が何もせずに、何かを得る事なんて、まずないでしょう。

私としてはそこに大きなギャップを感じます。

そして、何よりも「一般社会」と「障害者福祉サービスの中の世界」で大きく違うのは、

「自分の行動や発言の責任は自分自身にある」ということだと思います。

障害福祉サービスの中にいると何かトラブルを起こしても

「あなたは〇〇という障害だから、仕方ないですね。」

なんて許されてしまうこともあります。

しかし、一般社会ではそんなことはありませんよね。

責任を取って何らかの対応をしなくてはなりません。

そういった覚悟をもたずに、一般社会に踏み出し就労を目指すのであれば、

就職しても壁にぶつかり、挫折してしまうでしょう。

就労を目指す皆さん、一般社会に踏み出す前に「自分の責任は自分で取る」

是非そういった覚悟を決めたうえで、就職活動に取り組んで下さいね。


就労移行支援事業所ciaoセンター南

横浜市都筑区茅ヶ崎中央17-26 

ビクトリアセンター南304

TEL:045-900-1477