「福祉事業所」と「職場」、何が変わるのでしょう? 桜井

こんにちは!

就労移行支援事業所ciaoセンター南の桜井です。

今年の梅雨はかなり長く続いていますね。

今日もかなりじっとりと湿度の高さが感じられる蒸し暑さでした。

来週には、梅雨明けとなるようですが、それと共に30℃を超える真夏日となるようです。

暑さにばてないよう、少しずつ体力をつけて備えていきたいですね。

本日のciao

就職に伴い、1名の方が本日当事業所を卒業されることになりました。

喜ばしいことではありますが、少し寂しさも感じますね。

しかし、就労移行支援事業所に通う目的は、「就労」です。

他の皆さんも、後に続いて欲しいですね。

プレワーク「職場の決まり」

就職が決まり、仕事が目前に迫ってきている方もいらっしゃるので、

本日は職場の決まりについて考えてみました。

企業は従業員を採用する際に、その人の業務遂行能力などを考慮すると思いますが、

それと同時に、その人が自分たちの会社に合うかどうかについても判断することになります。

いくら仕事ができたとしても、会社の就業規則を全く守らないのであれば、

組織としての秩序が崩壊してしまいますからね。

残念な現実として、就労移行支援事業所を卒業し、就職された方の中には、

福祉事業所に通う感覚で職務に臨んでしまい、

仕事が続かなかったという方がいるという話も耳にします。

就労移行支援事業所は、あくまでサービスを利用する側に立場ですので、

企業で働くという立場とは全く違いますよね。

今回の講座で認識のずれを感じた点を紹介します。

「体調不良で休む時や遅刻するときは必ず連絡を入れる。」

確かにこれはやらなくてはいけないと思うかもしれません。

しかし、前提の条件が違うのですよね。

就労移行支援事業所などでは、心身の不調を理由に、訓練を休むことなどは当たり前という感覚ですよね。

でも、就職し会社に勤めるとなるとそれは異なります。

就業規則に書いてあるところもあるとは思うのですが、

企業では、調子を崩して仕事を休まないように自己管理しなくてはならないのです。

つまり、休まないことが前提なのです。

これは大きな違いですよね。

仕事が予定されているのに、本人の不摂生などが原因で突然休んでしまうと、

他の方に負担がかかって困ってしまいますよね。

かといって、絶対に休んではいけないということではありません。

調子が悪いのであれば、休んだ方がいいでしょう。

大切なのは、日ごろから体調を崩さないように

自己管理をすることができているかということなのです。

他にも、当事業所では訓練は皆さんは職員から提案をされた作業の中から、

自分で選択して訓練を行っていますが、企業では命令ですからね。

言われたことをやらなくてはいけません。

今回の講座で上がった内容を、例としてあげさせていただきましたが、

福祉事業所と実際の職場の違いはまだまだたくさんあります。

就職した後に、自分に合った職場で長く働くためにも、

事業所での対応に甘んじることなく、「仕事」に対する意識をしっかりと持って、

日々の訓練に取り組んでいただきたいですね。


就労移行支援事業所ciaoセンター南

横浜市都筑区茅ヶ崎中央17-26

ビクトリアセンター南304

TEL:045-900-1477