こんにちは、スズキです。
2021年1月よりここ就労以降支援事業所 Ciao! センター南に通い出して
あっという間に半年が過ぎました。
入所した当初はモコモコのダウンを着ていたのが、いつしかTシャツ&ハーフパンツに。
そんなこんなをしているうちに、ようやく就職が決まりました。
今回はそんな私の就職活動の内容を書かせていただきたいと思います。
改めて、どんな人。
私はこれまでSEとして様々な会社で働いてきましたが
前職でうつ病となり、しばらく休職をしました。
しかし復職できるほどには回復しておらず、
休職期間満了を持って退職の道を選ぶこととなりました。
その後1年以上、自宅療養を続けていましたが
ようやく体調も安定してまた働きたいという意欲が出てきたのが2020年の末頃。
意欲は出てきたもののかなりのブランクがあることで生活リズムがまだ不安定だったため、
まずは生活リズムを安定させるための何かをしなくては、と思い
調べている中で就労以降支援事業所の存在を知りました。
何箇所か見学を重ねた上で最終的に Ciao! センター南 に来る選択をしました。
就職活動期間
入所した当初は第二回目の緊急事態宣言が発令された頃で、当分は午前のみの出所となりました。
はやく就職活動を始めたいというはやる気持ちは抑えつつ、
まずは生活リズムを安定させる事を目的として
最初は週3日の通所を二週間、週4日の通所を二週間と徐々にペースを上げていき
最初の3ヶ月はまず体を慣らす事に注力しました。
そして4月から徐々に職探しを始めて、3ヶ月を掛けてようやく就職が決まりました。
どうやって仕事を探した?
当初はハローワークで公開されている障害者枠の職の中から探していましたが、
正直あまり自分の希望する条件の職はあまり見つかりませんでした。
条件といっても年齢もそこそこでうつ病になった、さらにブランクもある
という事であまり高望みができないことは分かっていました。
なので給与面での高待遇は最初から目指していませんでしたが
一度不安定になった生活リズムの乱れから体力低下していると感じていたため
できるだけ通勤時間が短いところ、という条件だけは掲げていました。
折角新しい仕事が見つかったとしても続けられなければ意味が無い。
自分の抱えているリスクを少しでも減らすためにはゆずれない条件でした。
そして結果として徒歩圏内で通える範囲の職場とのご縁を頂きました。
…少し話が逸れましたが、ハローワークを中心とした職探しは
1ヶ月程で見切りをつけて、一般の転職情報サイトから情報を得るようにしました。
時期的な問題などもあるかもしれませんが、
今回私がハローワークの求人を見切った理由は以下の通りです。
- 希望する仕事内容が無い
先述のようにあまり多くを求めていたわけではありませんでしたが、
SE職にありがちな「客先常駐」
(お客様の会社に一時的に出向して、そこで仕事をする)というものが殆どでした。
案件が終わればまた別の会社へ、となり
通勤時間も長くなったり短くなったりと安定しなくなるため
これは避けたいと思っていました。 - 正社員採用が少ない
契約社員や嘱託社員など、一定期間の雇用契約となる職がほとんどでした。
折角職を見つけてもまた数年後に就職活動
というのは年齢的にも厳しいと考え、対象から除外していました。
このような理由からハローワークの障害枠には見切りをつけて
一般の転職情報サイトから探すこととしました。
なお、応募の際には障害がある事を明かして(オープンで)就職活動を行いました。
就職活動全体を通しての印象
当初はこれまで培った能力を活かした方が即戦力として迎えてもらえやすいだろうと思い、
これまでと同じようなIT系、SE職の中で探してきましたが
書類選考の段階でお断り、という事が続きました。
IT業界で長らく働いてきて同じような障害を抱える人は見てきていますし
会社側もこのリスクを知っていると思います。
なので、リスクだけをみられた事が多かった気がします。
私自身も採用をする立場は経験してきていますし、
昨今の情勢を踏まえるとリスクを抱えられない、という判断は
ある程度は当然だな、と思います。
とはいえ、実際に応募させていただいた企業の中には、ちょっとこの対応は。。
と思うような事もありました。
履歴書や職務経歴書を都度、一生懸命作っても全然中身を見てくれていないな、
と思うような事もありました。
ですが、最後にこれだけは書かせていただきたいと思います。
いまもCiao!に通っている他の方、
それ以外でも同じように障害を抱え乗り越えて、また再スタートを切ろうとしている方には、
どうかめげずに進んで欲しいと思っています。
就職は本当に「縁」なので、いつ巡ってくるかはわかりません。
その「縁」がもしあなたの目の前に現れた時には掴み取れるように。
というわけで近々Ciao!とはお別れとなりますが、楽しい半年間でした。
もし次の一歩が中々踏み出せない…という方が身近にいらしたら、
こういうところがあるよ、と是非教えてあげてください。