自己紹介

はじめまして。辰野と申します。(実名ではございませんがご容赦ください)
双極性障害(Ⅱ型)と診断されている30代男性で、今年の7月よりCiaoを利用させて頂いております。

これまで私は、幼稚園や保育園、障害児の療育施設、被災地での復興支援といった人と関わる仕事を主に行ってきました。

働く内に、過労や生活リズムの乱れ、精神的なストレスなどによって、体調を崩し、退職。病院に通いながら約2年間ほぼ人と関わりを持たず、引きこもりのような生活を送っていました。

そんな中、通院していた病院の担当医より、
「外に出て、生活リズムを整えて、ちょっとずつ前に進むためにこういった場所を利用されるのも良いのでは」
と、いくつかの就労移行支援事業所の案内を頂き、その中の一つにこのCiaoのパンフレットもありました。

双極性障害は、感情の浮き沈みがあり、その浮き沈みはモチベーション、いわゆるやる気と直結している面があります。私の診断されている双極性障害Ⅱ型は、Ⅰ型と比べさらに波が高い期間が短い場合が多いようで、自分の中で前向きにやる気を保つ事が出来るまでに時間がかかりましたが、2か月ほど前から調子が上向き始めたことをきっかけに、先にありました「就労移行支援」の話を思い出し、Ciaoに連絡、見学に行くことにしました。

Ciaoへ見学に行く大分前にも他の就労移行支援事業所の見学へ行く機会がありました。その際見学させて頂いた事業所は、カリキュラムもスタッフさんの対応も含め、当時の私には業務的というか、少し堅苦しい、自由度が低いものとして感じられてしまった為に、利用する事に踏み切れなかった、ということがありました。

Ciaoへ数日間見学に行き、スタッフさんや利用者さんがフレンドリーで、気負うことなく事業所に通うという事が出来る、また、運動やヨガ、軽作業やコミュニケーションプログラムなど、スタッフさんと相談しながら自分のペースに合わせてやりたいものを取り入れていける自由度の高さを感じました。

定時に同じ場所へ足を運び、そこで活動しながら栄養バランスのとれたおいしい昼食を食べる事も出来る。スタッフさんや利用者さんと、自分が望めばコミュニケーションをとる機会を作る事が出来る。という雰囲気、環境が私の今の生活リズムを安定させたり、人と関わる中で自分の立ち位置を見つめなおすという目標・目的にとても合っていると感じられた為、見学を終えた後迷うことなく利用させて頂く事にしました。

10時からCiao、その後スポーツジムでの運動や図書館等での読書という生活を送るようになってまだ1か月半程ですが、明らかに心身共に変化が表れていることを実感しています。これは、双極性障害特有の一時的な躁状態、という面ももちろんあるかもしれませんが、そういった面を含めてスタッフさんが個々の体調や心的な状態に目を向けて下さっているという安心感もあって、前向きに行動することができるようになっているように感じます。

就労移行、社会復帰、と考えた際に、私の様な人間には準備しなければならない事や課題は多くあるかと思いますが、Ciaoとの巡り合わせに感謝しながら、ここでの時間を大切にし、一歩ずつステップアップしていければと考えております。

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