こんにちは!
チャオの三上です。
師走に入り、徐々に忙しさが押し寄せてくるような気がします。
そんな中で忙しさに溺れてしまうと、今やらなければならないことは何かを見失いそうになります。
今抱えているタスクと本日のToDoを照らし合わせて、漏らすことなく年越しを迎えたいと思います。
さて、本日のチャオ
雑学:時事問題
前々回、前回と触れてきまして、毎度ボリューム感あふれる講座となっております。
今回は7,8月に起きた時事問題について深く掘り下げ、このニュースはどういう意味だったのか。
世の中はどう変わっていくのかをご紹介させていただきました。
単語として記憶に残るニュースは多いですが、具体的にどういうことで、どう影響されるのかを知らなければ、そのニュースは知ったことになりません。
社会に出た際に使うことは少ないかもしれませんが、社会を知っておくことは重要です。
私たちも社会の内に存在していて、社会の内で生きているからですね。
グループワーク:忘年会について
本日は中枠を話し合い、具体的な方法や手段について話し合いを行いました。
自分は決めてくれれば参加する、話し合いは苦手、自分の意見を通したい…そんな人ばかりで失敗する会議はいくらでもあります。
私もたくさんの会議を経て、そういった会議もあったなあとしみじみ思います。
人数が集まれば集まるほど、どういうストーリーを描くかは千差万別です。
どのように合意形成が図れるか、どういった代替案を提案できるか。
難しく書くとこうなってしまいますが、仕事をする際に必ず使うスキルです。
皆さん、回数を重ねるごとに着々と進め方を理解されてきたように感じます。
講座や本で知っていたとしても実践が出来なければそれは使えないのと同じです。
12月22日に行われる「忘年会」、大成功する未来が見えてきました。
おまけ:協力
チャオでは工賃作業を導入し、皆さんに作業をしていただいております。
最近は慣れたもので、最後の後片付けのチームプレイが非常に統率が取れているように感じます。
お互いの協力体制も、チャオならではの雰囲気によるものかもしれませんね。
お題:グラミン銀行?
出だしから「?」がついてしまいましたが、この銀行のことはご存知でしょうか。
生活困窮者に「あぶく銭」で増える自己破産 「日本の貧困」はあの銀行が救う?
(注:Yahooニュースなので記事が流れてしまうかもしれません)
生活困窮者自立支援という制度が平成27年4月より施行され、生活困窮者の方に向け生活や住居、就労、子供の学習などのサポートがされるようになりました。
しかし、生活困窮者という単語は聞き覚えが無い方も多く、生活保護とはどう違うのかが分かりづらいですね。
そもそもこの制度が施行されたのは、現在生活保護を受けていらっしゃる方と、政府の予測値に大きなずれが生じていることが判明したからです。
少し古いデータですが、生活保護の受給者は約220万人、世帯で160万世帯となっておりますが、厚労省がまとめた日本の相対的貧困率は16%となっています。
これを日本の全世帯5200万世帯にあてはめると、おおよそ850万世帯が貧困状態となっているはずですが、受給されているのは160万世帯となっております。
つまり、実際受給されているのは貧困世帯中の20%程度となっており、試算値との乖離が発生していることが分かります。
もちろん、生活保護に対する支給は財政的な課題も大きく、仮に貧困世帯であっても受給決定が降りないこともままあります。
しかし現実問題として困っている方は多くいらっしゃるわけで、そんな方をサポートするための制度が新たに創出されたというわけです。
もちろん、制度を利用したからといって金銭的に楽になる方は少ないのも現状であると言えます。
生活に困るということは、日常で使う金銭面が主な課題となるかと思います。
しかし、生活の為には資金がいります、これは万人に共通して言えることです。
現代の日本においては、比較的審査が通りやすいカードローンでお金を借り、その資金を生活にあてることが増えてきているそうです。
ですが、カードローン自体は金利も高く、返済のために新しいカードローンを契約する。
そうなると自転車操業です。
カードローンをいくつも多重債務し、結果返済不能となり、最後は自己破産に陥るという方が急増しているそうです。
現実問題として、お金は「無」から生まれてきません。
労働に対する対価や、モノに対する対価として受け取ることが一般的です。
ですが、カードローンはその人自身の対価(数字で見た年収など)として手に出来てしまうため、ある意味安易にお金を手に入れる手段となってしまっています。
カードローン自体を否定するつもりはありませんが、返済計画を立てられない状態で借りることは自身にとってどのような影響が及ぶのかまで考えなければなりません。
しかし、現実的にはそういった思考に至る前に、「とりあえず借りる」という選択肢を取る方が多いです。
使用用途を見ても娯楽費として使われるケースが多いというのも、現代的な思考であると言えます。
先日、チャオでも体験会を開きまして、その中の講座の一部として日常的な金銭管理について触れました。
皆さん、思い思いに日ごろの生活スタイルに合わせた支出で計画されていましたが、バランスという面ではやはり難しさがあったようです。
生活困窮者(世帯)の中で負の連鎖としては、やはり仕事に関する問題が大きいです。
抜け出すためにはしっかりとした給与を得る必要がありますが、そのためにはキャリアアップや、自身が起業するという選択肢が分かりやすいですね。
しかし、当然のことがなら、新しいことへのチャレンジは支出があることの方が多いです。
お金がないから、チャレンジも出来ないし、この現状から抜け出せない。
生活困窮者(世帯)は新しい仕事創出や、キャリアアップが図れないのかという課題にぶつかってしまいます。
仕事やキャリアアップにはどうしてもリスクがあり、失敗することも考えなければなりません。
リスクとチャンスは表裏一体とも言えますが、自身が破滅してしまっては元も子もありません。
今回お題にあげたグラミン銀行は、ムハマド・ユヌスさんがバングラデシュ始めた支援だそうです。
ご本人は2006年にノーベル平和賞を受賞され、今もなお貧困世帯への支援に携わっていらっしゃいます。
2030年までに「貧困ゼロ」を――ノーベル平和賞受賞者・ムハマド・ユヌス氏インタビュー
特徴的なのは、お金を貸したら当然返すことは当然ですが、5人の連帯責任者を決め、毎週ミーテイングを行いながら、常にお金の使い道や返済状況を報告するシステムとなっているそうです。
連帯保証人ではなく、あくまでの仲間としての扱いとしているそうです。
何か新しいことを始める際、誰かに相談できる環境があると安心が生まれますね。
その安心の中で、成功すれば一緒に喜び、失敗しても一緒に分かち合う、こういったシステムであれば頑張れそうな気がします。
設立に向け準備が進んでいるとのことで、ぜひ導入され、新しい起業やキャリアアップの形が生まれることを願っています。
チャオでも、通ってくださるに向け、キャリアアップの方法として資格取得サポートを行っております。
諸条件はありますが、資格取得にかかる受講料についても一部負担出来るものもございます。
今だけでなく、その方の未来までを含めたサポートを行うチャオに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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